集英社新書 2001年9月初版 260P
ジャズに勉強は必要は無い、とのこと。保守的なジャズの否定、評論家についてや聴くことと、集めることの楽しみなどを紹介。個人的にはとても読み応えがあって楽しいが、しかしながら所謂「入門書」を希望されるかたにはおすすめ出来る本ではないと感じる。
渋谷系再読シリーズ、「音楽が終わった後に」。ロッキングオンの創刊時代の苦労話で1/3くらい。そのあとのかなりページをしめているのがロックの大衆化にともなう退廃化への危機を語っておられます。時代はクイーンが出てきたりしているので70年代中期から後期。文脈から信じられるのはジミーペイジとロバートフィリップって感じがします。あと、おもしろいことにディープパープルやリッチーブラックモアの話題がこの頃の渋谷さんの文には登場します。日本の洋楽ロック、ハードロックを語る時にはレッド・ツエッペリンではなくパープルであったことがとてもわかります。
渋谷系再読 「ビートルズの軌跡」 ミュージック・ライフ編/渋谷陽一構成。 今の時代、とかくビートルズの楽曲の偉大さばかりがクローズアップされているけど、とくにこの本の前半はアイドル、キャーキャーの対象としての彼らをミュージックライフ星加ルミ子さんが追っかけてる感じがとっても和やかで爽やかでビートルズの素晴らしが伝わってくる。たまに音楽評論家っぽく生意気に渋谷さんがコメントを挟んでいるのもいい。なにより、「ミュージックライフ」と「渋谷陽一」の文字がなぜかおもしろい。